介護医療院とは、2017年度末で廃止が決定した「介護療養型医療施設」に代わり、新しく創設された要介護者向けの介護施設です。
長期的に医療と介護の両方を必要とする高齢者を対象に、日常生活上の「身体介護や生活支援」を行う介護施設としての特徴と、「日常的な医学管理」や「看取りやターミナルケア」といった医療的ケアといった、医療的ケアを行える施設という点が特徴です。
介護医療院のサービス内容
介護サービス
- 食事介助
- 排せつ介助
- 入浴介助
- リハビリテーション
(機能訓練) - レクリエーション
- 日常生活上の介助
医療サービス
- 喀痰(かくたん)吸引
- 経管栄養
(胃ろう、経鼻経管栄養、腸ろう) - 点滴
- 在宅酸素
- 褥瘡(床ずれ)のケア
- 注射や薬の処方
- 看取りやターミナルケア
よくある質問
Q
どんな人が、入所できますか?
A
要介護認定を受けている「要介護1~5」までの人が利用できます。
要介護認定は基本的に65歳以上を対象としていますが、64歳以下で特定疾病を抱えている方の場合も要介護認定の申請ができます。
介護医療院は「重篤な身体疾患を有する方や身体合併症を有する認知症高齢者の方等に長期療養等を行う」ことを目的としているため、要支援1、要支援2の高齢者が利用することはできません。
Q
どんなサービスを提供しますか?
A
介護度や身体状況に応じ、介護サービスと医療的ケアが受けられます。
介護医療院には看護師が配置されており、また病院内に併設の施設ですので医療上の管理も行き届いています。
在宅や介護施設では医療対応が難しい方や、病院での入院治療が終了したものの継続的な医療的管理が必要な方など、医療と介護の両方のサービスが必要な方に対して切れ目なく支援を行うことができます。
Q
職員配置はどんな体制ですか?
A
医師は病院内の医師が兼務し、医療的管理にあたります。
介護医療院には専従の看護師、介護職員を配置しています。
- 医師 : 2名
- 看護師: 3名
- 介護職: 6名